減配リスクの低い高配当銘柄の探し方

株式投資

ここでお伝えしたいことは、日本株式を長期保有する際、減配リスクの低い銘柄を選ぶことの大切さです。株式を保有する際の利益として、キャピタルゲイン、インカムゲインなどがあります。配当はインカムゲインです。株主になると、業績などによって、毎年、配当が受け取れる銘柄が多くあります。しかし、配当利回りだけをみて選ぶとリスクの高い銘柄もあるので気を付けなければいけません。そこで、できるだけ減配リスクの低い銘柄を選ぶことが大切になってきます。

減配リスクの低い4条件

  1. 時価総額の大きさ、規模や売上高の高さ
  2. 不況に強い業種
  3. 財務に借金の少ない銘柄、自己資本率40%以上
  4. 収益、経常利益の高い銘柄

時価総額の大きい企業

時価総額とは、発行済株式数×株価で計算されます。それは、企業の価値や規模を表す指標です。時価総額の大きさは将来の成長に対する期待の大きさを表します。yahooファィナンスによると2022年3月23日現在の時価総額上位企業は次のようになります。

  1. トヨタ自動車
  2. ソニーグループ
  3. (株)キーエンス
  4. 日本電信電話
  5. (株)三菱UFJフィナンシャルグループ
  6. 東京エレクトロン(株)
  7. KDDI
  8. ソフトバンクグループ(株)
  9. (株)リクルートホールディングス
  10. (株)オリエンタルランド
  11. 任天堂

業種、不況に強い業種を選びましょう

不況に強い業種と言われるのは、生活になくてはならない商品やサービスを提供している企業があげられます。不景気になっても買い控えがなく、ある程度の生活必需品であることが多いです。たとえば、電力・通信・医薬などが挙げられるでしょう。

逆に不況に弱い業種と言われるのは、景気敏感株と言われる金融や、外食産業・家電・電機・自動車・不動産などがあげられます。

財務諸表をチェックしましょう

財務諸表とは企業の経営状況を把握するための指標となります。貸借対照表(B/S),損益計算書(P/L),キャッシュフロー計算書をみれば、その企業の経営状態はだいたいわかります。表をみるにはある程度の簿記の知識が必要となりますが、貸借対照表をみればその企業の財産と借入金などは把握できます。借入金額、自己資本率などをチェックしましょう。自己資本率は40%以上あると、安心です。自己資本率の高いほど健全な経営状態であるといえます。統計によると、自己資本率40%の上場企業がある年数で倒産する確率は3%だそうです。企業の決算をみるにはIR BANKが便利です。IR BANKのリンクはこちらをご覧ください。使い方は検索に証券コードか社名を入れるだけです。そうしたら、画面左の中から決算のところをクリックしましょう。あなたの知りたい会社の財務状態が丸裸になります。一目瞭然にチェックできます。

収益、経常利益の高い企業を選びましょう

これは当たり前だよと思われるかもしれませんが、業績は必ず確認しましょう。経常利益が右肩上がりで増減が激しすぎない安定した企業を選びましょう。

株式にリスクは付き物ですが、なるべくリスクを回避し、長期に高配当で運用していくための銘柄選びの条件を書かせていただきました。

株を購入する際には、一つの条件で判断するのではなく、俯瞰的に捉えることが大切です。「木を見て、森を見ず」にならないように判断しましょう。同じ森の木ばかり買ったり、一本の木だけに全力で投資するのはお勧めできません。

 

 

 

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